2018/12/06 更新
私たちの身体にさまざまな効果をもたらすプラセンタですが、プラセンタ注射を受ける際は、副作用を十分理解しておかなければなりません。
副作用
プラセンタの皮下注射や筋肉注射は、重篤な副作用が起こることはごくまれですが、なかには、「悪寒、悪心、発熱、発赤、発疹」などの反応が起こることがあります。このような症状がみられた場合は、すぐにプラセンタの投与を中止しましょう。また、注射をした部位に、疼痛や発赤、硬結などの副作用が起こることもあります。個人差はあるにせよ、多くの場合、数日程度で消えるので心配はいりません。プラセンタ注射薬は「たんぱくアミノ酸製剤」のため、まれにアレルギー反応が起きたり、閉経後の月経再開がみられたりすることがありますが、投与をやめれば元に戻ります。
献血に要注意
プラセンタの原料は「ヒト由来」の臓器である「ヒト胎盤エキス」です。「理論的なリスクを否定できない」という観点から、プラセンタ注射薬を受けた場合、献血ができなくなります。そのためプラセンタ注射を受ける際は、同意書にサインが必要です。ただし、対象となるのは注射薬のみで、内服薬やサプリメントは含まれません。
監修
医療法人皓慈会 浅川産婦人科理事長・院長 浅川恭行
経歴
1993年 | 東邦大学 医学部卒業 |
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1999年 | 社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院) |
2007年 | 日本産婦人科医会 幹事 |
2009年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事 |
2017年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長 |