ピル(経口避妊薬)には、旅行、スポーツ、結婚式など大切なイベントに生理(月経)が重ならないようにするための効果があります。事前に予定がわかっている場合は、早めに産婦人科を訪ね、医師に処方してもらいましょう。

生理(月経)日をずらすためには、2つの方法があります。

生理(月経)を早める

生理(月経)が始まってから5日目までにピル(経口避妊薬)の服用を開始し、早めたい日まで飲み続けます。ピル(経口避妊薬)を飲み終えてから2~3日でいつもより少量の出血がみられます。この方法の場合は、生理を避けたい時期にピル(経口避妊薬)を飲む必要はありませんが、早めに飲み始めなければなりません。ずらしたいと希望する生理(月経)のひとつ前の生理(月経)の前に産婦人科を訪ねます。本来、生理(月経)日をずらすには、中用量ピル(中用量経口避妊薬)を用いますが、この場合には、低用量ピル(低用量経口避妊薬)を使用することもできます。低用量ピル(低用量経口避妊薬)は、中用量ピル(中用量経口避妊薬)に比べてホルモン量が少ないため、服用開始時の吐き気や頭痛などの不快な症状が出にくいといわれています。

生理(月経)を遅らす

生理(月経)予定日の約5日前から中用量ピル(中用量経口避妊薬)を飲み始め、生理(月経)日を避けたい期間に1日1錠服用します。中用量ピル(中用量経口避妊薬)ピルを飲んでいる間は、生理(月経)は起こらず、飲み終えてから2~3日で生理(月経)になります。移動させることができるのは長くても10日間程度です。

ピル(経口避妊薬)を飲むことで生理(月経)日を変えても、その後の生理(月経)日周期が狂うことはありません。通常、変更した生理(月経)日日から1カ月後には生理(月経)は訪れます。
詳しくはスタッフとご相談くださいね。

*生理(月経)日の移動に関しては、健康保険の適応外となります。

監修

医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長 浅川恭行

経歴

1993年東邦大学 医学部卒業
1999年社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
2007年東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院)
2007年日本産婦人科医会 幹事
2009年医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事
2017年医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長