2018/12/06 更新
プラセンタとはほ乳類の母体と胎児をつなぐ重要な器官である「胎盤」を表す英語です。
胎盤には、自然治癒力が備わっており、出産により低下した体力を速やかに回復させるといわれています。それは人間を除くほ乳類の動物が出産後、本能的に自分の胎盤を食べてしまうことからもわかります。
プラセンタの歴史は、紀元前4,000年ほど前、ヒポクラテスの時代にさかのぼります。絶世の美女と賞されるクレオパトラが若さを保つためにプラセンタを愛用していたとか、中国では秦の始皇帝以来、不老長寿の薬として用いられていたとか、そんな話を耳にすることもあります。
時代が近代に移ると、ロシアでプラセンタの組織再生、代謝促進作用などに着目した研究が行われ、その後ヨーロッパや日本などで、科学的研究が進み、プラセンタのもつさまざまな働きが解明されていきます。
プラセンタは、今では、医薬品の分野をはじめ、健康食品や化粧品と、広い範囲でその素晴らしい働きが注目されています。そのなかで、プラセンタには10数種のアミノ酸をはじめ核酸様物質、各種ビタミン類、ミネラル、酵素、ムコ多糖類などの多くの栄養素が豊富に含まれていることが既に確認されています。
一般的に病院で行われるプラセンタ注射薬に使われている原料は、国内の「ヒト胎盤エキス」で、日本国内の正常分娩の胎盤のみで作られています。
監修
医療法人皓慈会 浅川産婦人科理事長・院長 浅川恭行
経歴
1993年 | 東邦大学 医学部卒業 |
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1999年 | 社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院) |
2007年 | 日本産婦人科医会 幹事 |
2009年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事 |
2017年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長 |