実際に人工妊娠中絶手術が受けられるのは、妊娠22週未満(21週6日)までです。ただし、妊娠直後に手術を実施した場合、取り残しのリスクが大きいため、妊娠6週0日以降を推奨しています。

また、12週0日を過ぎると、法律上は「中期妊娠中絶」という扱いとなり、手術を行える施設や前後の書類手続き(*)が、大幅に変わります。

当院では、安全かつ効果的に手術が行える6週程度から12週未満までを対象として人工妊娠中絶手術を行っています。

*妊娠12週以降の中期妊娠中絶は、母体保護法により、指定医が役所に死産届を提出することが義務づけられており、胎児の埋葬許可証が発行され、火葬の手配が必要となります。

監修

医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長 浅川恭行

経歴

1993年東邦大学 医学部卒業
1999年社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
2007年東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院)
2007年日本産婦人科医会 幹事
2009年医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事
2017年医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長