アフタービル(緊急避妊薬)の処方には、必ず医師の診察が必要です。

その際には、以下のようなことを医師から尋ねられます(問診)。スムーズに答えられるように、メモをするなどしておくとよいかもしれません。

アフターピル(緊急避妊薬)の処方にあたり、医師から以下のような問診があります

  1. 最終月経(生理)日<直近で月経(生理)が始まった日>
  2. 避妊を行わずに<性交(セックス)をした日時>
  3. <②の避妊を行わずに性交(セックス)をした日時>は、<①最終月経(生理)日から数えて何日目になるか>
  4. 病院を訪れた(医師の診察を受けた)のは、<②避妊せずに性交(セックス)をした日時から<何時間後か>
  5. ①<最終月経(生理)日>と②<避妊せずに性交(セックス)をした日時>間に<性交(セックス)したか。その場合いつか。
    そのときはきちんと避妊したか? どのような手段で避妊をしたか?
  6. 妊娠経験<いつ、何回>
  7. 既往症(過去にかかった病気など)
  8. アフターピル(緊急避妊薬)を服用するにあたり、気になっていることや不安など

アフターピル(緊急避妊薬)処方にあたり、医師より以下の診察、説明があります

  1. 問診
  2. 超音波検査(より正確な診断のため)
    ※ 病院によっては超音波検査をしない場合もあります。
  3. アフターピル(緊急避妊薬)服用時の注意、副作用などの説明
    ※アフターピル(緊急避妊薬)をしても100%妊娠を阻止できるわけではないことは必ず説明されます。
  4. 再来院が必要となる症状の説明
    ※アフターピル(緊急避妊薬)服用後2時間以内に嘔吐した場合は、再服用が必要となります。
    ※不正性器出血や妊娠初期の出血は、月経(生理)と区別がつきづらい場合があります。つまり、出血が見られた場合は妊娠の可能性が否定できません。
  5. 今後の避妊方法

以上がアフターピル(緊急避妊薬)の処方時に、医師から尋ねられることのまとめでした。問診でスムーズに答えられるように、メモを用意する等の準備をおすすめします

監修

医療法人皓慈会 浅川産婦人科
理事長・院長 浅川恭行

経歴

1993年東邦大学 医学部卒業
1999年社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
2007年東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院)
2007年日本産婦人科医会 幹事
2009年医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事
2017年医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長