2018/12/06 更新
妊娠初期(12週未満)の場合と妊娠12週〜22週未満の場合では、中絶手術の方法やその後の手続きが大きく違います。
妊娠初期(12週未満)
掻爬法(そうは法、内容をかきだす方法)または陰圧吸引法(器械で吸い出す方法)といった子宮内容除去術が行われます。
どちらも、多くの場合は、子宮口をあらかじめ拡張したうえで、静脈麻酔をして、器械的に子宮の内容物を除去します。通常の所要時間は10〜15分程度、痛みや出血も少ないですから、体調などに問題がなければ、その日のうちに帰宅することが可能です。
妊娠12週〜22週未満
あらかじめ子宮口を拡張のうえ、子宮収縮剤を使って人工的に陣痛を起こし流産させます。個人差はありますが、体に負担がかかりますから、通常は、数日間、入院することになります。
監修
医療法人皓慈会 浅川産婦人科理事長・院長 浅川恭行
経歴
1993年 | 東邦大学 医学部卒業 |
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1999年 | 社団法人日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医 |
2007年 | 東邦大学医療センター大橋病院 産婦人科講師(病院) |
2007年 | 日本産婦人科医会 幹事 |
2009年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事 |
2017年 | 医療法人皓慈会 浅川産婦人科 理事長・院長 |